コミュニケーション改善の秘訣~その47~

こんにちは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。
ネガティブな感情は紛れもない自分自身のものであり、パートナーを変えようとするよりも
自分自身が変わろうとする方が、何よりも自分にとってプラスになるのです。

さて、このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。

読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。

私たち人間は、いろいろな感情を様々な強さで体験しています。例えば、楽しいという感情にも
なんとなくウキウキするという弱いものから、絶叫したくなるほど強いものまであるでしょう。
さみしいという感情であれば、ちょっぴりさみしいという弱いものから、死にたくなるほど絶望的なさみしさもあるでしょう。怒りも、なんだかよくわからないけれど納得できないという程度もものから、二度と顔も見たくないほど憎いという激しい怒りまであるでしょう。
実は感情そのものには、いいも悪いもありません。例えば、楽しいという感情は、一般的には肯感定的な感情だと思われていますが、もし満員電車の中で友達と楽しく大声で盛り上がっていたら、その楽しさは周りにとっては不愉快な感情をもたらします。また、悲しみは否定的な感情だと思われがちですが、誰か大切な人が亡くなったときに悲しみを表現することはきわめて自然ですし、悲しみを表現することが遺された人たちの絆を深めることにもつながるでしょう。このように、感情そのものは良いとも悪いとも言えませんがそれを表現することは、状況や人間関係によって影響され、肯定的にも否定的にもなりうるのは確かです。
しかし、持ってはならない感情は無いのです。大切な事は、自分が感じる様々な強さの色々な感情であると認めて受け入れることです。自分が感じている感情のきっかけは、パートナーの言動や周囲で起こった出来事かもしれませんが、「今、私はこんな感情を抱いている」という事を否定しないことです。そして、時には悲しみや怒りや憎しみなど、自分でも受け入れがたい感情を抱いたとしても「こんな感じはいない」とか「こんな気持ちになる私は悪い人間だ」とか、「こんな感情を抱いたら、あの人にどう思われるか」などと考えずに、まず「今、私はこんな気持ちなんだな」と素直に受け入れることです。様々な感情を感じる自分を否定しないことが大切ですし、それはありのままの自分自身を受け入れることにもつながります。
「持ってはならない感情はない」とは、自分の感情の赴くままに行動してもよいという事ではありません。激しい憎しみや怒りを感じたからと言ってその感情に任せて人を傷つけても良いわけではありませんし、死にたくなる程の絶望を感じたとしても自ら命を絶ってもいいという事ではありませんのでお間違いなく^^
たとえ愛し合って結婚したとしても、そもそも他人だった二人が結婚し、生活を共にし、何十年にもわたって関係を続けていくという事は、容易な事ではありません。
アサーションを通して自分自身の事がすこしわかるようになり、パートナーの事も理解できるようになって、二人の関係を見つめ直すきっかけになれたら佐藤はとても嬉しく思います^^