コミュニケーション改善の秘訣~その44~

こんにちは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。
今日は攻撃的な傾向の強い人に必要な心掛けについて書きたいと思います。

さて、このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。

読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。

まず、攻撃的な自己表現とは、自分の気持ちや考えや欲求は率直に表現するのですが、その反面、パートナーの気持ちや考えや欲求を考慮しなかったり、踏みにじったりするような自己表現です。
普段から攻撃的な傾向が強い人は、一般的に人の話を聴くのが苦手です。パートナーの話を聴いていても、すぐにイライラして話を遮ったり、自分が話したいという欲求を抑えるのに苦労します。
したがって、パートナーが非主張的な人であれ、攻撃的な人であれ、何か自分が言いたくなったら、深呼吸して焦る気持ちを落ち着けて3秒でも5秒でも待ってみる事が役立つでしょう。
また、攻撃的な傾向の強い人は、自分の気持ちや考えや欲求に意識が向きがちで、パートナーの心の世界に対する関心が低い可能性が考えられます。ですので、自分の「何を言おうか」ということを横においてパートナーの気持ちや考え、何を伝えたいのかということを考えながら、パートナーの話を聴くとよいでしょう。
そして、どうしても自分が何か言いたい時は、一旦パートナーが言ったことを受け止めて、
「〇〇のように感じるんだね」というような感じで相手の言う事をオウム返しのように返してから
自分の言いたいことを言うのがいいでしょう。いきなり「私は……」と自分の気持ちや考えを言うのではなく「あなたは〇〇〇と思っているんだね私は……」というようにパートナーの言ったことを受け止めて「こんな風にあなたの話を聴いたよ」ときちんと伝えたうえで自分の言いたいことを表現しましょう。

攻撃的は自己表現をしがちな人の中には、些細なことでイライラしがちなので、人間関係で自分がストレスを抱えていることに気づいてないことがあります。
攻撃的な自己表現を繰り返すことにパートナーは「自分を大切にされていない」「いつも責められてばかりで傷つく」という思いを募らせて、信頼感も愛情も薄れていきます。

また、攻撃的な自己表現をしがちな人の中には「自分を優先して当たり前」というような幼児的な甘えから抜け切れていない人もいます。自分を満たすことばかりに関心が向き、パートナーを大切にすることが出来ません。夫婦・カップルは、親と赤ん坊のような「与える・受ける」というような一方的な関係ではなく、お互いに与え合うものであるという事が理解できていないのかもしれません。

夫婦が喜びや嬉しさといった肯定的な感情を共有するのはそれほど難しくないでしょう。しかし、どんな人間関係でも傷ついたり、悲しくなったり、さみしくなったりすることがあります。
そうした否定的な感情をパートナーに表現して共有できるかどうか親密さの1つの要素として大変重要です。
人生は良いときばかりではありません。病めるとき、傷ついたとき、辛いとき、悲しいとき、お互いに気持ちを共有することが出来るようになるとパートナーは1番の理解者となり、心の支えとなり二人の絆は一層確かなものになるでしょう。
夫婦がそのような困難を乗り越え、本物の夫婦の絆を手に入れてパートナーがいる良さを改めて実感する機会で出来て、自分の事、パートナーのことを正しく理解できるようになれましたら
とても嬉しく思います^^