コミュニケーション改善の秘訣~その15~

こんばんは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。
アサーティブな自己表現についていかがですか?今日はアサーション権について書きますね。

このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。

読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。

アサーション権は基本的人権の1つとして紹介されています。これは私たちがこの世に生まれてきた時から与えられている権利だという事です。「権利」という言葉は、私達日本人にはなじみにくい言葉だと思います。日本は欧米諸国のように個人主義とは異なり、集団が優先されるような歴史が長かったこともあると思います。「権利を振りかざす人」という言葉があるように
「権利を認めること」=「自分勝手な行動を助長する」と考える人も少なくありません。
近年ではモンスターペアレンツ、モンスターペイシェントという言葉があるように
自分の権利を強く主張して相手を追い詰める人が増えていますが、そもそもこれは「権利」について間違った使い方をしていることが問題であって、「権利」があること自体が問題ではありません。
「権利」は「~してもよい」という事を言っています。
アサーション権は「~しなければならない」「自己表現しなさい」という事を言っているのはなく
「自己表現してもよい」「自分は自分の気持ちや考え、欲求を表現してよいのだ」という意味になります。そう思えていないと非主張的になってしまうし、「自分の気持ちを自分が好きなように言って何が悪いんだ!!」と攻撃的になってしまう可能性があります。
家庭で女性がアサーション権を軽視され、男性に服従を強いられる立場になることもあるかもしれないし、職場で男性がアサーション権を軽視され、自分の感情や欲求に向き合うのをやめ、自分らしさを押し殺して適応せざるおえないかもしれません、このような状況はとてもアサーティブとは言えませんし、悲しいですよね。
アサーション権は誰にでも与えられている権利で、人種、国、地域、性別、家族一人一人にある権利です。アサーション権を確信することによって、心と行動が変わり始めます。

日頃から非主張的な傾向が強い人は自分の考えや気持ちや欲求を表現してよい、と思うことが難しいのです。
そして、パートナーのアサーション権だけを大切にしがちです。ですので、「パートナーのアサーション権は認められるのに自分のアサーション権があると思えないのだどうしてなんだろう?」
と疑問を持つことからスタートしましょう。
一方、攻撃的な傾向が強い人は自分のアサーション権についてはしっかり自覚して行使しているのですが、パートナーにも自分と同じようにアサーション権があることを意識していません。
もし、パートナーのアサーション権を認めたくない気持ちがあるとしたら、自分でも気づかない心の奥底にパートナーに対する差別的な意識があるかもしれませんし、パートナーの自己表現を恐れる気持ちがあるのかもしれません。
自分がパートナーのアサーション権を大切にしなければ、パートナ―も心からあなたを大切にしようと思ってくれることはないでしょう。

実は佐藤は結婚している時、専業主婦だったのですが、あまり自分の気持ちを言えませんでした。
私も未熟だったので相手に嫌な思いもさせたとは思いますが、
私は自分の気持ちや考えを口に出せずにいつも謝ってばかりでした。結局、私たちは結婚生活を維持することが出来なくて、離婚することになりましたが、私たちの場合は離婚してよかったと思っています、自分らしくいるって人生において大切だと思います。
必要じゃない人なんてこの世に居ません。アサーション権を知り、よりあなたらしくいられて
あなたとあなたの大切なパートナーと楽しく人生過ごせたらこれほど佐藤はうれしいことはありません^^
次回は、夫婦・カップルにおけるアサーション権について書きたいと思います。