コミュニケーション改善の秘訣~その21~

こんにちは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。夫婦関係でうまくいってない時、どんな子供時代を過ごしてきたのか、どのような価値観を身に着けてきたのかを紐解くと
そのなぞがとけることがあります。アメリカの家族療法家フラモは「夫婦が離婚を考えている時、本当に別れるべきなのは、パートナーではなくて、心の中に生き続けている親であることがしばしばある」と指摘しています。DVやモラハラは、別です。犯罪ですからね。

さて、このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。
読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。

先日から非合理的思い込みの事を書いていますね。非合理的思い込みとは、一人ひとりの物の見方・考え方の中でも、アサーティブな言動を妨げ、非主張的な言動や攻撃的な言動を引き起こすもの、そして自分がどのような非合理的思い込みを持っているかに気づくのは、これほど容易なことではありません。
さて今日の非合理的思い込みを見てみましょう。
非合理的思い込み4
*パートナーが傷つくかもしれないことは、言うべきではない。
昨日の非合理的思い込み3で述べたように、パートナーを傷つけるような言動に無頓着なのは問題ですが、かといって、パートナーを傷つけないようにと配慮しすぎることも、アサーティブな言動を妨げます。自分の正直な気持ちや考えや欲求をパートナーに伝えることは、時にパートナーにとって受け入れ難い場合もあるでしょうし、パートナーは傷つくかもしれない、それによって自分自身も傷つくこともあるかもしれません。
しかし、パートナーを配慮するあまり、自分の正直な気持ちや考えや欲求を伝えないということは、パートナーと正面から向き合って付き合うのを避けているかもしれませんし、ある意味で不誠実なことかもしれません。皮肉なことですがパートナーを傷つけないようにと、過度に配慮する癖がつくと次第に「言えないこと」や「言ってはいけないこと」が増えていき、コニュニケーションそのものが希薄になっていく可能性があります。
もちろん、パートナーを傷つけるかもしれないことを伝えるのは容易ではありませんし、いつどのように伝えるかを考慮することは大切です。
いくら長年連れ添った夫婦であっても、パートナーの反応を100%的確に予測することはできませんし、相手が自分を傷つけないようにと配慮して率直なことを言わないことで、かえって傷つくこともあるのです。
夫婦も絆は、楽しいことや嬉しいことだけを共有していたのは深まりません。時に傷ついたり、傷つけられたりという経験を通して絆が深まることも多々あるということをわすれてはいけませんね。
⁂パートナーを傷つけないように配慮することは大切だが、いくら配慮しても傷つけてしまうことはあり得る。もし、傷つけてしまったら、二人できちんと話し合う事が大切です。
アサーショントレーニングでは、「非合理的思い込みだから変えなければならない」とは考えません。「変えなければならない」と考えてしまう事自体が、新たな非合理的思い込みになってしまう可能性があるからです。
でも、もしじぶんとパートナーとの関係を振り返って、非合理的思い込みを変えた方が二人の関係になると思えば、変えたらいいのです。あなたの非合理的思い込みから自由になり、あなたとあなたの大切な方が幸せに暮らせるようになればさとうはこれほどうれしいことはありません^^