こんにちは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。夫婦の危機というのは
それによって、自分やパートナーが苦しみを味わい、家族や人間関係が壊れてしまう可能性を秘めている一方で、それを乗り越えることが出来たら、以前よりも大きく成長し、関係がよりよくなる機会になる可能性も秘めているということなのです。「ピンチの後にチャンスあり」という事に似ているかもしれません。試行錯誤を続けながら危機を乗り越えることが出来ると、二人の絆は以前よりも一層強いものになるでしょう。
このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。
読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。
今日も非合理的思い込みについて書きたいと思います。
非合理的思い込み5
*夫婦の考え方や価値観は一致しているべきだ
結婚相手を選んだ理由として挙げられる1つに「性格が合うから」という理由があります。
そして、離婚理由によく挙げられる「性格の不一致」と表裏一体です。ここでいう「性格」とは、実際には夫婦の言動の根底にある、お互いの考え方や価値観のことを指していると思われます。
そして、お互いの考え方や価値観が同じではなく、そのことを話し合ってもうまく調整できないと「性格が合わない」と認識されていると考えます。
しかし、アサーショでは、一人一人がその人らしさを持った独自の存在であり、たとえ愛し合っている夫婦であっても、考え方や価値観が同じではなく、むしろ違って当たり前だと考えます。
その違いで夫婦が衝突を繰り返すのは問題ですが、違いがあること自体が問題なわけではありません。そして、時には夫婦の価値観が一致していること自体が問題になる可能性もあります。
例えば、子育てには夫婦の違いが顕著に現れます。夫は「子供をのびのび育てたい、勉強よりも遊ぶことが大切だ」と信じているのに対して、妻は「子供の将来を考えると、小さいころから勉強させて、なるべくレベルの高い学校に入れることが大切だ」と考えているとしましょう。
この夫婦は、子供の現在や将来を別の角度から見ていて、実はどちらも大切な考え方であり、
自分の見方をかたくなに守って柔軟に考えられないと、お互いにパートナーの考え方を理解することが出来ず、夫婦の溝は深まっていきます。しかし、自分の見方だけでなく、パートナーの見方も理解しようとする姿勢、つまりアサーティブな態度で話し合うことが出来れば、夫婦として絆が深まり、より強力的な子育てが出来るでしょう。
一方、夫婦の価値観が一致していることが、時に問題を生みだすことがあります。夫婦が共に「子供はたとえ幼いころからであっても、遊ぶことよりも勉強することの方が大切だ」という考えで一致していると、夫婦の間では葛藤を感じることはないかもしれません。しかし、ある子どもにとっては、常に両親から大きな期待とプレーシャーをかけられ、逃げ場もなく追い詰められ、不浄に苦しい家庭になっていく可能性があります。そして、思春期を迎えた頃に学校に行けなくなる、親に対して暴力をふるうという問題に発展することもあります。「性格の不一致」と言ってしまうのは簡単なことですが、以下のように覚悟することが大切でしょう。
⁂夫婦であっても、考え方や価値観が同じとは限らない。だからこそ、話し合ってお互いに理解し合うことが大切です。
アサーショントレーニングでは、「非合理的思い込みだから変えなければならない」とは考えません。「変えなければならない」と考えてしまうこと自体が、新たな非合理的思い込みになってしまう可能性があるからです。でも、もし自分とパートナーとの関係を振り返って、非合理的思い込みを変えた方が二人の関係にとってプラスになると思えば、変えたら良いのです。
非合理的思い込みを知り、より自由になり、あなたとあなたの大切な方が笑顔になりましたら佐藤はこれほどまでにうれしいことはありません^^