こんにちは!離婚夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。さあ、非合理的思い込み
今日で最後になります。 このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。
読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです。
非合理的思い込みとは、一人一人の物の見方・考え方の中でも、アサーティブな言動を妨げ、
非主張的は言動や攻撃的な言動を引き起こすものを、非合理的思い込みといいます。
非合理的思い込み7
*パートナーに不満を感じた時、実家や子供に頼るのは当然だ。
パートナーとの関係で葛藤や問題が生じて不満を感じた時、一人では抱えきれずに誰かに相談したくなったり、頼りたくなったりする経験は、ほとんどの人にあるでしょう。しかし、人間関係が全体的に希薄化している現代では、夫婦の問題を家族以外の人に話すことは難しくなっているかもしれません。そのため、実家の親や自分の子供を相談相手とすることも珍しくないようです。
ところが、夫婦の問題を実家、とりわけ親に相談することは、時に夫婦関係を一層悪化させることにつながりかねません。ほとんどの実家の親は、自分の親に対する深い愛情ゆえに客観的中立的で
いることが出来ませんから、パートナーを否定的に見がちです。時には、「離婚した方がいい」「実家に戻ってきなさい」と強くプッシュしてくる親もいます。そのような場合、親自身が自分の夫婦関係に満足していなかったり、一人暮らしの寂しさを抱えていたり、無意識のうちに子供に頼りたいという気持ちがあるのかもしれません。
「パートナーとうまくいかないから実家を頼っている」つもりでも、見方を変えれば
「実家との関係が密着しているから、パートナーとうまくいかない」のかもしれません。
また、パートナーに対する不満を子供に聴いてもらって支えられている人も少なくありません。
子供が敏感だと、親が夫婦関係の問題で傷ついていたりしていることに対して共感性が非常に高く
幼児であるのにまるで親のカウンセラーのように親をしっかり支える子供もいます。親自身も気づいていないことがほとんどです。しかし、これには注意が必要です。子供が結婚に対していいイメージを持つことが難しくなり、将来結婚した時のパートナーとの関係にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。
相談相手が実家の親であれ、自分の子供であれ、自分の気持ちを分かってくれ、見方になってもらえたと感じることで、自分に自信を回復することはできるかもしれません。しかし、それによって
パートナーに対する否定的な感情がいっそう強くなり、攻撃的な言動に拍車がかかることがあります。また、パートナーと話し合うことを諦め、表面的には平静を装いながら、心に恨みを溜めていく人もいます。そうならない為にこのように考えておくべきでしょう。
⁂夫婦問題に対して、実家を頼ることは、時に問題をいっそう悪化させることがある。
⁂パートナーに対する不満を子供にぶつけることは、無意識のうちに子供を傷つけている。
さて、夫婦における非合理的思い込みを書いていきました。
「どういうこと?なにがいけないの?」など色々感じていただけたかと思います。
アサーショントレーニングでは、「非合理的思い込みだから変えなければならない」とは考えません。「変えなければならない」と考えてしまうこと自体が、新たな非合理的思い込みになってしまう可能性があるからです。
でも、もし、自分とパートナーとの関係を振り返って、非合理的思い込みを変えた方が二人の関係にとってプラスになると思えば、変えたら良いのです。
非合理的思い込みは、育ってきた環境や家族体験の影響を強く受けている可能性があります。
育ってきた過程で親から受けた価値観は、これまで大事にしてきたし、親の価値観としてそれを否定しない、でも、これからの私は、私達夫婦二人にとってプラスになる考えを大切にしていく、
なぜならば、自分たち夫婦が幸せに暮らしていく責任は自分たちにあるのだからと捉えなおしてみるのもいいかもしれませんね。
夫婦が自分たちの思い込みから解放され、自由になり、あなたとあなたの大切な方に笑顔が増えましたら佐藤はこれほどうれしいことはありません^^