コミュニケーション改善の秘訣~その42~

こんにちは!離婚&夫婦問題改善専門カウンセラーの佐藤加奈子です。
アサーティブな自己表現とは、「自分の相手も大切にする自己表現」です。
よりアサーティブにするためにアイメッセージで伝える事です。
アイメッセージとは、「私」を主語にして伝える方法です。
コミュニケーションで問題を抱えている方は「あなたYou」
を使って表現していることが多いです。アイメッセージは自分の考えや欲求に対して、自分で責任を持って表現するという姿勢の表れです。アイメッセージを使う事で自分の事もパートナーの事も独立した一人の人間として大切にし、そこで生じる葛藤に対しても誠実に向き合う事が出来るように
なるでしょう^^

さて、このブログでは離婚、夫婦問題で悩まれている方、
また恋愛についてお悩みの方に有益な情報をお伝えしたいと思います。

読んでくれる方がより良い人生になるように、お手伝いが出来たら幸いです

前回はパートナーの話をどう聴くかについて、そして、非主張的は傾向の強いパートナーの話を聴くときは焦らず急かさずじっくり待つということでしたね^^
では、今日は攻撃的な傾向の強いパートナーの話はどのように聴くのでしょうか?
一緒に考えてみましょう^^
攻撃的な傾向の強いパートナーの話を聴くためには、聴いていることを細やかに表現することです。

攻撃的な傾向の強いパートナーの話を聴くのは、臨床心理士や精神科医、私達カウンセラーでも決して容易ではありません。なぜかと言うと、話を聴いているうちにだんだんイライラしてきて反論したくなったり、あるいはだんだん気持ちが沈んできたりして、落ち着いて聴くことが難しくなりやすいからです。しかし、相手が攻撃的は傾向が強い人であるからこそ、きちんと話を聴くことが
非常に重要になることがあります。表面に現れている態度は非常に攻撃的で強いものかもしれませんが、実はその根底に「自分の気持ちや考えや欲求を聴いてほしい」「わかってほしい」「受け入れてほしい」「さみしい」という、気持ちが隠れていることがあるのです。
したがって、ただ静かに黙って話を聴いているだけでは十分でないことがあります。「あなたの事に関心を持っている」「あなたの気持ちや考えを理解したいと思っている」という事が言葉としても、雰囲気としても伝わることが大切です。話を聴きながら「なるほど、そうか、そうね、確かにね」というような相槌、「こんな気持ちだったんだね」「そんな風に思っていたんだね」というような言葉を使って、パートナーに伝えることが出来るでしょう。このような言葉を使いながら聴いているという事を細やかに表現することで、パートナーは徐々に安心感が得られ、攻撃的でなく、より落ち着いて自分の気持ちや考えや欲求を表現できるようになるでしょう。
ただし、攻撃的な傾向と言っても、DVやモラハラというような事態では、このようにいかないですのでお間違いないようにお願い致します。
次回は非主張的な人、攻撃的な人、それぞれの必要な心掛けを2回に分けてお伝えします^^

「聴く」ことは、アサーティブなコミュニケーションを心掛ける上で非常に大切なのですが、
実際に日常的に取り入れることはそれほど簡単ではありません。
そして、あなたはパートナーとの会話の中で、相手の話を「聴く」ということをどのくらいしていますか?
コミュニケーションにおいては、自分の気持ちや考えや欲求を相手に伝える伝えることが大事なのはいうまでもありませんが、それと同じくらい、相手の気持ちや考えや欲求を理解し受け止めることも必要です。
「聴く」ことを理解し、あなたとパートナーが少しでも今よりいいコミュニケーションが出来ましたら佐藤はこれほどうれしいことはありません^^